第44回全日本躰道選手権大会 2010/11/14
先日行われたの第44回全日本大会の感想を思いつくままに書いていこうと思う。
場所は新木場の東京Bunb。今回は社会人の時の様な失敗はしなかったので普通に行く事が出来た(笑)。しかし夜行バスの移動はやはり疲れる。
法形
さて、肝心の試合内容だが、先ずは法形競技から書いていきたい。
今年のテーマは「捻」と言う事で、1、2回戦の指定法形は捻体だった。
各選手の形を見ていたが、やはりどの選手も、最後の逆さ折りの動作が理解出来ていない事が見て取れた。以前から何度も書いているが、勝敗ばかりに捉われて、肝心の技に対する稽古が出来ていないので当然なのかもしれないが。
躰道以外でもそうだが、昨今の型試合はいかに綺麗に見栄え良く技を出しているように見せるのかを競っている。技の良し悪しや姿勢の良さ等はあまり関係無い事が言える。これではただの踊りと言われても仕方が無いのではないかと思う。
体育的には体力が向上するので一定の効果はあると思うが、武術としては全く意味の無いものであると言えるだろう。
実戦
実戦は今回も二回戦で終わってしまった。
一回戦の相手には旋状蹴り技ありを先制し、そのまま時間切れで勝ちを収める事が出来た。運足で相手の中に入る事が一つの目標だったが、少しだけそれが出来たと思う。しかし、肝心の技が出す事が出来なかったので、もう少しここを練っていく必要があるなと感じた。
二回戦の相手は過去に何度か対戦している選手だった。ある程度の動きは出来たが、やはり技が出せなかった。なかなか腹主体の動きをするのは難しい。相手の空いている所に自然と技を持って行きたいものだ。
終わりに
今回は初めて京都府のプラカードを持って入場した。京都でやっている事を知っている人がどれだけいるのかは疑問だが。一度は自分の道場にも来てもらいたいものだ。
2011/06/12 (日) 作成