第41回全日本躰道選手権大会 2007/11/18

初めに 実戦競技 法形競技 終わりに

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初めに
 いつもの様に、昨年行われた全日本大会の感想を、思いつくままに綴ってみる。
 昨年から全日本大会は毎年場所が変わるようになったので、今回は新木場にある、東京BumBと言う会場で行われた。
 東京から結構遠いと考えていたのだが、意外と近かった。
 おかげで移動が楽だった。
 ただ八重洲から京葉線までがかなり歩いたが(笑)。
 今回の試合会場はかなり設備が充実していた。温水プール有り、フットサル場有り。おまけに宿泊施設もあった。
 だから今回は朝がかなり楽だった。
 どうやら今年もここでやるようだ。ただ、日程がちと厳しいが。

実戦競技
 肝心の実戦競技だが、始まる前はかなり不安だった。
 全日が始まる前に道場で練習できたのは一回ぐらいで、道衣に袖を通したのは約一ヶ月ぶりぐらいだった。
 逆に考えればゆっくりと躰を休ませる事が出来、疲労が取れたと言う事になるが…。
 一回戦の相手は初めての顔合わせなので、どうやって動けば良いか考えられず不安だった。しかも第一試合なので余計緊張した。
 いざ試合が始まると、意外と躰が動いた。九月の社会人の反省を活かし、前日に酒を飲まなかったのが良かった(笑)。
 前日に軽く動いておいて正解だった。
 相手の中に入る事は去年と比べるとあまり出来なかったが、それでも今思い返してみると、左の卍と飛燕突きを決めた時は、躰の流れにあまり逆らわずに技が出せたと思う。
 二回戦は某有名選手で、実は過去に一度全日で対戦している。
 その時は自分の負けだった。
 一度負けていると考えると、余計に重圧がかかった
 試合展開はお互いにやり方が似ているのか、結構咬み合った。当然、審判にお互いに運足注意を受けた(実は過去の全日でも同じ注意を貰っている(笑)。)
 相手はやはり強豪選手。中に入るのは難しかった。
 試合後半に卍蹴りが来たので、それに合わせる形で飛燕突きをした。
自分の中では決まったとは思わなかっが、意外な事にポイントになった。
 そしてそのまま時間切れで終了。判定で勝った。
 今回の試合展開はかなり際どかった。勝てたのは運が良かった。
 試合直後の疲労はかなりのものだった。
 三回戦、以前からやってみたかった選手だった。
 今回対戦が実現したので内心嬉しかった。
 この選手もいつも上位にいる選手で、中に入る事が出来なかった。
 逆にこちらが動き回って疲れた所を、上手に入られ、側転からの蹴りをまともに食らってしまった。
 「虚を衝く」と言う言葉があるが、こちらが「ああ、しんどいなぁ」と思った瞬間だったので、まさしく虚を衝かれてしまった。
 自分の心の弱さがでてしまった。
 非常に反省すべき点である。

法形競技
 今回も昨年に引き続き方形競技に出場した。今回は例年通りとは違い、一回戦は旋体だった。
 結果は一回戦敗退だった。当然と言えば当然だが。
 後日試合のビデオを見る事が出来たのだが、やはり姿勢、その他が出来ていなかった。
 試合の緊張からきているものだとわかった。
 さて、他の選手を見ていて感じた事だが、やはり私が懸念していた通りだった。
 突き蹴りがかなりいい加減だった。
 あれではただ単に物理的な速さを競っているようなものだ。
 三節一体はない、躰軸は曲がっている、腕から先の突き(所謂手打ち)、旋体の払い手が無い等々だった。
 その後の試合内容も似たような展開だった。
 体育的、演武的には参考になるかも知れないが、武道的に見た場合疑問が残る内容だった。
 

終わりに
 
今回は良い感じに躰が動いたので、もしかすると!?と考えたりもしたが、現実はそう甘くはなく、非常に反省材料の残る試合結果になった(苦笑)。
 今回の結果をバネに稽古に励んでいきたい。
 

2008/02/22 (金)作成