第40回全日本躰道選手権大会 2006/10/29
初めに
今年は例年より一ヶ月早いです。
お蔭で今年は大阪の参加人数が
かなり少なく寂しいです(苦笑)。
明日から学祭、バイト→深夜バス
で東京→試合→バス→梅田→学校
→バイト→帰宅ってな具合です。
上手く行けばマイミクさん数名と
対戦出来るので楽しみです。
せやけど。改めて考えるとしんど
い日程やなぁ(苦笑)。
実戦
今回は勝ち上がっていけば二、三回戦
にマイミクの方々と対戦出来るので、
楽しみではあったんですが、昨年に比
べるとバイトや何やらで稽古が殆ど出
来ていない状態やったんで、正直大丈
夫かなぁと思いました。
一回戦。
相手は北海道の選手。
確か八月頃に道場で一緒に稽古しまし
た。現役の学生なので、持久力はかな
りのものやし、動きも良いんで正直不
安だらけでした。
試合が始まってある程度経った時に、
不意に自分の中で、今左からの卍蹴り
を出せばどうやろかと感じる瞬間があ
りました。そしてその通りやると技が
決まり技有りを先取しました。その後
はお互いに有効が無いまま時間切れに
なり、判定で勝ち二回戦へと進みまし
た。
二回戦
相手はマイミクの千体さんでした。
躰道では名を馳せた選手で、俺ではま
ともに相手になんねやろかと、これま
た不安にかられました。
実際対戦してみると動きが良いんで、
やばいなぁと思いました。動きだけ
やったら余裕で負けていたと思いま
す。
で、試合はと言うと、開始早々に足
絡みでぐら付く場面があり、かなり
焦りました。しかもその後蹴りを頭
部に当ててしまい注意をもらったの
で余計に、「やってもたぁ〜」と思
いました。
その後何度かお見合いが続いた後、
先程の一回戦と同じく、ふとした瞬
間が自分の中に訪れました。この瞬
間に胴絡みをすればどうなるだろう
か。この心の流れに逆らわず技を出
すと何と丁度良い感じで技が決まり
ました。これには自分自身も驚きま
した。そしてこの技で一本を貰い次
の試合に駒を進めました。
三回戦
相手は紹介文を書いてくれているM
ASA君。まさか今大会で実現する
とは思ってなかったんで、試合が非
常に楽しみでした。
この選手もまた各大会で上位にいつ
もいる選手なので、果たして俺はど
こまで通用すんねやろかと思いまし
た。
試合開始。やはり強い。こちらが技
を出そうとするも、場所をずらされ
ているので結局は出ず仕舞い。そう
こうするうちに集中力が切れてしま
い、それを見透かした様に技が飛ん
で来て、右肩に食らい技有りを取ら
れました。
そしてまた何度かお見合いが続いた
後、至近距離から卍蹴りを貰い有効
を取られました。先の二つの試合と
同じく、ここだ!と言う瞬間を探し
ていたんですが、中々見つからず、
試合が終わる少し前にそれが来て、
半月当てっぽい感じの旋状蹴りを出
したんですが、有効止まりで、結局
時間が来てしまい、判定で負けまし
た。
やっぱり勝ち進んで行くと、どうし
ても勝ちたいと言う欲が出てくるん
で、相手の虚を衝く事を忘れてしま
います。この辺りはこれからの稽古
で無くしていかねばと思います。
法形
さて、試合の感想ですが、形は
そんなに上手くないんで、心情
的には実践の準備運動代わりみ
たいな気持ちで臨みました。
しかし緊張はするもので、途中
何度か体勢を崩してしまいまし
た。当然結果は3対0で相手の勝
ち。一本ぐらい旗上がるかなぁ
と思ってたんですが(笑)。
何時も形をやっていると力が入っ
てしまうので、その力みを取ら
ないといけないんですが、試合
となると、緊張で何時も以上に
力が入ってしまいます。結果無
茶苦茶な形になってしまう。
終わりに
今年は例年に比べ一ヶ月早い開
催でした。そんな事情もあって
大阪から出場したのは自分とも
う一人の先生のみ。その先生は
壮年の部出場なので、実質的に
は一人で参加した形になりまし
た。
それにしても今年は試合前後の
予定が辛かったです。バスは仕
方が無いとしてもバイトと学校
で躰を休める暇が無かったのが
精神的にしんどかったです。
次回は新幹線で帰ろうかな(苦笑)。
さて、今大会の一番の収穫は相手の
中に入る事が出来た事やと思います。
この感覚を忘れずに集中して稽古し
て行きたいです。
後は集中力を途切らせないようにす
る事もせなアカンなと思いました。
最後に、良く試合慣れなんて言葉が
ありますが、自分の場合には全く当
てはまらないです。試合が始まれば
緊張してドキドキするし、やりたく
ないなぁ〜、帰りたいなぁ〜。等と
思ってしまいます。学生の頃は割と
普通やったのに、最近特に試合が恐
いなと感じるようになってしまいま
した。ん〜、弱くなったんかなぁ(笑)。