平成18年度関西地区納会大会 2006/12/24
初めに
毎年年末に行われるこの試合。これをやって一年が終わったのだといつも思う。
この試合は言わば練習試合みたいなもので、来年又頑張りましょうという性格が強い。
だから軽い気持ちでやれば良いのだが、やはり試合となると、勝ちたい!と言う欲がどうしても出てしまい、要らぬ緊張をしてしまう。この悪癖を直すのは中々に根気が要りそうだ(笑)。
実戦競技
初戦の相手は茶帯の大学二年生だった。
黒帯の威信に掛けて負ける訳にはいかないので、最初にポイントを取られた時は物凄く焦った(笑)。このような考えも駄目なんだろうなと思う今日この頃である。
結果としては私が卍蹴りと突きを決め勝ったのだが、動きがガチガチでお世辞でも良い試合内容ではなかった。
二回戦はいつも道場で共に稽古に汗を流している人だった。
この方は最近躰道に復帰された方で、あまり手合わせをした事が無いので、どのような感じで攻めてくるのか解らなかった。
暫く運足でのお見合いが続き、相手が卍蹴りを出してきたので、それに合わせて飛燕突きを出したのだが、この時に相手の蹴り足が左膝に当たり、脚を傷めてしまった。そしてまたお見合いが続き、体力的に勝っているのを利用して、強引に胴絡みに持ち込み、技有りを取り勝利した。
しかしこの二回戦も相手の内に入る事が出来ず、結局強引に勝っただけだった。
決勝戦の相手は同じく茶帯の大学二年生。
人数が少ないので三回戦にして決勝になるのである。
決勝戦は先の試合で傷めた脚での出場となった為、まともに動けるかどうか不安だった。
しかし脚を傷めた事によって逆に集中力が湧いてきた。
相手の内に入る事は出来なかったが、蹴り脚を取っての投げと、飛燕突きが決まり試合が終わった。
自分でも思っていた以上に早く決着が着いたので驚くと同時に、これ以上脚を悪化させずに済んでよかったと思った。その時は。
しかし団体実戦で無理をして出場して何試合かこなしたので、結局脚を悪化させてしまった。
団体実戦はチームが勝つことは無かったが、自分としては一番集中出来た試合だった。
最後の方はある程度投げが決まり(足が痛かったのであまり蹴りを使いたくなかったからだが)自分としては満足の行くものだった。
まぁこれは単なる独りよがりなので武術的な目で見ればいささか疑問ではあるが。
法形競技
これに関しては特に書く事は無い。
強いて言えば体軸が曲がっている選手が多かった事だろうか。
終わりに
毎年年末に行われるこの試合。これをやって一年が終わったのだといつも思う。
振り返ると、2006年は全日での二回戦が今後の自分の稽古にとって、大きな収穫となった年だった。納会でそれが出来なかったのは残念だが。これからも相手の内に入れるよう稽古に励んで行きたい。