平成16年度関西地区納会大会 2004/12/26
初めに
今回は試合の何日か前に空手の稽古で腰を痛めてしまい、果たしてどれほど出来るのか不安だった。やはり試合に出るからには勝ちたいと言う思いがあるからで、どうもその辺りがまだまだ俺は未熟だなぁと思う所である。勝ち負けを気にしない、そういう精神に早く達したいものだ。
実戦競技
納会競技の実戦は個人と団体の二種類があり、団体は三人一組の勝ち抜き戦で行われる。今回もそのどちらにも参加したわけだが、昨年と比べると全日での結果がそこそこ良かったので、良い感じでいけるかなと思った。
さて、先ずは個人戦の予選からあるのだが、意外な事に去年と同じような組み合わせだったので少しばかり変な縁を感じた。一回戦は不戦勝だったので実際の試合は二回戦からになった。相手は昨年と同じ相手で、昨年と比べれば格段に上達しているだろう相手だったので正直勝てるかどうか不安だった。
最初に飛燕突きで有効を取り何とか先制できたので精神的に少しゆとりができたのだがすぐに有効を奪われ同じポイントになってしまった。その後何とかポイントを奪い、逃げ切るような形で二回戦を終わらせた。正直相手の技をかなり貰っていたので今回は審判運が良かったと思った。三回戦もそんな感じで勝ち進んだ。
最後の決勝戦だが、これは完全に相手に負けていた。最初に足払いから連続して水平蹴りを出されて、これに全く反応出来ずに先手を取られてしまった。その後暫く膠着状態が続き、相手にリードされている事で焦りが生じてしまい、不用意に遠間から旋体回状を出した所を躱されカウンターの突きを貰って技ありを取られそのまま時間切れで負けてしまった。間合いをもっと考えねばならないと反省させたれた結果だった。
次に団体実戦だが、これは普通の団体実戦とは少々異なり、勝ち抜き戦で行われるので調子に乗ってペース配分を考えないでやるとかなりしんどい事になる。逆に三人抜きをすればその日のヒーローになれるのだが(笑)。
さて、ビデオで今回の試合を確認したのだが、全体的に連続技が少ないという事だった。殆どの選手が単発の技で終わっており、次に続かないという事だった。また、捻技の絡みもあまり見受けられなかった。この辺りは出来るようになっておかないと今後の試合が厳しいのではないかと思った。
自分の今回の団体の結果は三人抜きが出来、会場を少しだけ盛り上げる事が出来たのでよかったかなと思っている。
今回の一番良かった所は、最後の三人目の相手の時に、相手の回状蹴りを躱しながら卍蹴りを出せた事が一番の収穫かと思う。動功五戒で言う所の応変風靡が偶然にも出来ていたのだから(笑)。この感覚を忘れないように稽古していくといいだろうと思った。
法形競技
今回は「初め」の所にも書いた様に腰を痛めていたので、法形そのものが出来るかどうかというものだった。一応試合の前日に、道場でどの法形が一番腰に負担が掛からないか、というのを試していたので焦りはしなかったが。で、どの法形が一番良かったかと言うと、以外と変体が一番ましだった。その他の法形はちょっと無理だった。だから今回は変体で勝負をしてみた。
一回戦は一応勝利したのだが、二回戦で呆気なく負けてしまった。何処がいけなかったのか後でビデオを見返した所、全体の姿勢が悪い事がありありとわかった。また、最初の海老蹴りのが、蹴り、引き足、角度とどれを取っても悪く、これはそうとう気合を入れて直さなければ良くならないだろうというものだった。
ここで話は学生の事に変わるが、昨年と比べると全体的に少しレベルが下がったように感じた。捻体に慣れていない事もあるかもしれないが、最初の運体の突きの動作で三節一体が出来ている選手があまり見受けられなかった。足絡みが、手が畳に残っていた等、体の連動が上手く出来ていなかった。また、転技も昨年と比べると出来る選手が減った気がした。構え、技の速さ等、良い物があるだけに凄く勿体無い感じがした。まぁ、次回にどれだけ成長しているか楽しみな所ではあるが。兎に角学生さんには頑張って欲しい。
終わりに
今回も試合の前に怪我をしての出場になった訳だが、本当に試合の前によく怪我をするなと思う。万全の体勢で試合に望めるように工夫しなければならないと思った。
話は変わるが学生さんの動きが良くなってきているので、次回に当たった時は果たしてどこまで自分の動きが通用するのかと思う。
普段の練習の量が格段に違うので何とか工夫を凝らして頑張っていかないと駄目だろうなと考えている。
2005/06/02 (木) 作成